これからのビジネスモデルとは(第1回)【D2C】編

デジタル技術の急速な進展及び普及により、既存の価値観や枠組みを覆す新しいビジネスや仕組みが生まれています。

しかし注目すべきは個々の製品やビジネスにとどまらない点です。

現段階では未成熟な技術ではあるが、すでに産業構造や社会のあり方までも変えようとしています。

これを牽引していくのが、

IoT、AI、ビッグデータ、5G、などです。


第1回目はD2Cを紹介します。

DtoC (Direct To Consumer) ともいい、メーカー直販型のビジネスモデルのことで現在世界のトレンドになっています。




現状分析

・メーカーと実店舗の小売店はメーカーであり小売でもあるAmazonを筆頭にECに押され始めており、小売店舗は次々と閉鎖に追い込まれている

・莫大な広告制作費・宣伝費や、流通チャネルの開拓(営業費など)がかかっている



D2CはECとソーシャルの掛け合わせ

このまま低コストで安定的な収入を得られるメーカー直販が隆盛してくると厳しくなるのが実店舗を主軸にした小売です。

メーカーにとってはチャンスであり、実店舗の小売りにとっては厳しい時代と言えるでしょう。


D2Cは様々なビジネスモデルと掛け合わせることができます。

D2C×サブスクリプション

NetflixやSpotify、最近話題になった牛角など多種多様な分野でサブスク(定額型)が人気を博しているが、今後はD2Cとの掛け合わせで消費者がメーカーから直接商品を買うという流れは世界のトレンドになっていくといわれています

D2C×クラウドファンディング

インターネットを通して自分の活動や夢を発信することで、想いに共感した人や活動を応援したいと思ってくれる人から資金を募るしくみです

メーカーからすれば開発リスクはつきものですが、クラウドファンディングを使えば開発前からプロモーション費用を抑えて開発資金を手にできるため、今後画期的な商品が続々と出てくるでしょう

D2C×シェアリングエコノミー

車をシェアするカーシェアリングや高額なブランドバッグ・ドレスなど、使用機会が比較的少ないものを低価格で利用できるようにしたサービスです

D2C×ソーシャル

Instagram・Twitter・Facebook・You Tubeなどを活用することによりダイレクトに情報を届けることができるため費用を抑えて効果的な販促が可能になります


D2Cのメリット

・費用の削減(低価格にできる)

・顧客との関係構築(ビジョンや思想をきちんと伝えられる)

・顧客データの収集


<参考>

いつも.より

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